ライブレポートSAKANAMON10周年対バンツアー"連々々" ツアーファイナル 渋谷O-EAST
11/11 ポッキーの日もしくはベースの日。本当は赤坂BLITZに行きたかったがチケットが取れなかったので、何回かライブを見に行ったことのあるフラワーカンパニーズやSAKANAMONの出演する渋谷へ行くことにした。もちろん初KEYTALKも楽しみにして。
KEYTALKセトリ
桜花爛漫
Summer Venus
Love me
はじまりの扉
暁のザナドゥ
MATSURI BAYASHI
MABOROSHI SUMMER
MONSTER DANCE
元cabsの人見に行こーというノリで参戦したKEYTALK。イメージ的に大学生ノリバンドだろうなーと思いきや(seでお魚天国でドリーの被り物して出てきたのはあらーと思った。笑)リードギターの演奏力にびっくり。上手かったです。
Mc後にやった、はじまりの扉はあまり演奏しないレア曲らしい。
フラカン セトリ
深夜高速
はぐれ者讃歌
ピースフル
ロックンロール
最後にゃなんとかなるだろう
真冬の盆踊り
ワンマンとか何回か見に行ったのにやることがなかった深夜高速。を(KEYTALKなど、若い人たちがいつもより多いからチャンスと思ったのか)一曲目にやった。笑 初めて生で聞きました。
特に楽器隊は落ち着いて演奏していて、丁寧な演奏だった。
真冬の盆踊りは客側にいつもより若さがあって、盛り上がっていました。
SAKANAMON セトリ
クダラナインサイド
幼気な少女
アイデアル
STOPPER STEPPER
追伸
PLAYER PRAYER
UTAGE
ミュージックプランクトン
TOWER
アンコール
箱人間
ロックバンド
ギターのvoxアンプのジャキジャキの音作りがとても味をだしていた。ドラマーの音の粒立ちも綺麗だった。やっぱり、独特のギターロック感が空気を作り出していてよかった。
アンコールの君のOOをXXしたいでKEYTALKのギターと竹安さんが出てきてギターソロ共演。特に竹安さんのオールドなフレーズがSAKANAMONの音楽と交わり、いい演奏だった。そして、箱人間が終わって完全に終わる雰囲気だった。が、ファンの熱いアンコールによりダブルアンコール。最後は人形投げてぐちゃぐちゃーって感じだったけど、ツアーをやりきった達成感からかなーと思った。
フラワーカンパニーズ-深夜高速のライブバージョンです♪チャンネル登録おねがいします!↓↓
深夜高速(Live ver.) - フラワーカンパニーズ 弾いてみた
宇多田ヒカル「初恋」レビュー
宇多田ヒカル7枚目のオリジナルアルバム「初恋」購入しました!!
大の宇多田ヒカルファンの私が思ったレビューを書いていきたいと思います!
渋谷のタワレコのカフェにもいって、「かぷくーま」とキーマカレーを食べ、グッツを入手♪
1.Play A Love Song
前作に続き、今作もトップを飾るのは南アルプスのタイアップ曲。
「道」と似ていると思う点として、ピアノの付点8分ではねる感じや四つ打ちの感じがあります。宇多田ヒカルらしい曲。曲調だけでなく、歌詞の表現の仕方が。
「内省」、「他意」、「注釈」といった、普通のポップスには使われない歌詞も見所です。
3分13秒からのゴスペル感について、コーラスなどを他のボーカリストに任せず、彼女(宇多田ヒカル)ひとりの声で作り上げるのに重きを置いていた(goodbye hapinessなど例外もある)ため、かなり、違和感がありました。絶対意図してやっていることだと思うので、ポイントです。
2.あなた
また、宇多田ヒカル作品には珍しいブラスが光るバラードナンバー。
スキャットによってそこまで強い印象にはならなかったのですが、「あなた以外なんにもいらない~」から始まるパートの最後の音が「い」です。
それから生まれる独特の情緒が味です。曲のダイナミクスがゴオッとしていてすごいです。
3.初恋
痛いほどに突き刺さる震える歌声が冒頭から光ります。オケ隊の音圧がすごいです。
また、ドラムがないトラックです。そこから生まれるオーケストラの表現を醸し出します。歌声の一音一音を噛みしめたくなるような表現力です。
4.誓い
KH3の曲。
リズムが特徴的。6拍子で、「8分16分16分8分」×2をピアノで1小節リズムとしています。
ラストの「kiss me once~」の部分は執着やドロッとしたものが感じられました。
ほかのトラックとは違い、日本人の耳に聞きやすい内容だと思います。リズムが不気味なように感じられると思いますが、曲中の表情や構成やアレンジの部分で。
5.Forevermore
イントロから情景を提示するような感じがします。
「いつまでも~」のハモリ方が、ハモリのほうがよく聞こえるように、ぶつかるように、意図的にミックスした感じやジャジーなプレイも味です。
いい意味で、幼い表現をなくしたような内容のように思えます。
6.Too proud featuring Jevon
ロンドンのラッパーJevonとの帰国子女ポップスクイーン宇多田ヒカルらしいナンバー。
7.Good Night
音色やプレイもロックバンドのような編曲。
サビがgoodbye good nightしかない、1番2番の歌詞も言い回しが似ていたり、内容が詰まってないからこそいろいろな情景が巡る曲です。個人的にかなり好き。彼女は何を思ってこの曲を世に出したのでしょうか。
8.パクチーの唄
話題のパクチーの唄。柔らかな歌声の表現が素晴らしいです。「パ」って破裂音なので、もう少し音が前に出る感じがすると思うのですが、恐らく歌い方やミキシングで、なくすように工夫されていると思います。歌詞の内容も。曲が終わってから5秒くらい空白の時間を持たせています。
9.残り香
全編打ち込みの曲。シンプルな歌詞だから、シンプルな楽器編成だから、プレイだから、そこに表現したいものがあるのかなと思います。心地よく包んでいたオルガンの音が消え、宇多田ヒカルの表現を提示し、この曲の終わりを告げます。
10. 大空で抱きしめて
メロディセンスが光る曲。情景がよく変わる内容です。強気な女の子を詩で現しています。
11. 夕凪
宇多田ヒカルのコーラスワークが主体の曲。民族的なアンビエントな雰囲気が醸し出されています。宇多田ヒカルの武器、ちりめんビブラートを封印し、そこから現れる、伸びる、広がる歌声を聞かせてくれます。「ゼーアー」もクレジットをみたら宇多田ヒカルみたいです。誰の声だろうと思ってしまいました。「~ます」口調も意図した表現だと思います。
12. 嫉妬されるべき人生
椎名林檎みたいなタイトルの曲(笑)何かを必死に伝えようとする息声が光ります。
「初恋」からこの曲の内容がわかるまでに何年かかるでしょうか。とらえ方では反対で、しかしそれは延長線上にある、このアルバムの締め方として彼女が選んだ表現(曲)は、この曲であった。ということでしょう。よく考えながら聞くといろいろ捉えられると思います。
1、6、9曲目以外のほとんどが同じベーシスト、ドラマー、ギタリストのクレジットです。
参考になるインタビュー(http://mora.jp/topics/interview/stevefitzmaurice_utadahatsukoi/
個人的な感想としては前作より宇多田ヒカルらしいアルバムになっていると思います。
伝えたいことであったり、こだわりの部分がよく伝わってきました。
もう少し聞いて、作品を噛みしめたいです。いろいろな人がいろいろな解釈や感じ方のできるアルバムであると思います。
いい部分でポップスで、いい部分で難解で。
あなたはどのように捉えますか?
是非コメントください!!
SUPER GUITAR DISNEY レビュー
SUPER GUITAR DISNEY買いました!!
名だたるギタリストたちが収録されていると聞きつけ、ギターキッズとして血が騒ぎ、買ってきました!今回はそれぞれの曲やプレイの印象を書き起こそうと思います。
01 美女と野獣【美女と野獣】 / Zakk Wylde (ザック・ワイルド)
このアルバムの頭を飾るのはザックワイルド。ワンフレーズで夢の世界へ導いてくれます。
鳴き声のように激しいビブラートやトーンは野獣を想起させます。
02 アンダー・ザ・シー【リトル・マーメイド】 / Paul Gilbert (ポール・ギルバート)
ワウ奏法を多用した演奏。本人はインタビューで水の中にいるような音をイメージしたといっていたが、私は音自体が水中の気泡のような音で、ファンタジーな印象を受けた。
03 星に願いを【ピノキオ】 / Tak Matsumoto (松本孝弘)
日本代表松本孝弘。音のニュアンスに彼のこれまでの取り入れてきた音楽の雰囲気がよく伝わります。またサビのシンコペーションの有無もしっかり考えられての演奏であると思うので日本人らしい繊細さの溢れるトラックであると感じました。
04 ホール・ニュー・ワールド 【アラジン】 / Mike Orlando (マイク・オーランド)
まるで歌っているようなタッチで演奏されています。クライマックスに向けての盛り上げ方がとても気持ちよく、フレーズも情緒的で素晴らしいです。つい頭拍に力が入ってしまうようなタイム感やアクセントの置き方で心地良いです。
05 いつか王子様が【白雪姫】 / Orianthi (オリアンティ)
最初のワントーンで男勝りな音を聞かせてくれます。アーミングを多用していてジミヘンみたいです。
06 罪の炎【ノートルダムの鐘】 / George Lynch (ジョージ・リンチ)
ギターがすごく独特なトーンです。ストリング系のシンセで包まれた中でのギターソロを披露するこのトラックは炎が見えます(笑)
07 愛を感じて【ライオン・キング】 / Richie Kotzen (リッチー・コッツェン)
とてもシンプルで1音1音を大切にしている演奏です。ロングトーンが伸びに伸びます。
Youtubeで弾いている姿をみると指弾きでした。そのニュアンスからくる優しさなども感じ取れると思います。
08 カラー・オブ・ザ・ウィンド【ポカホンタス】 / Jeff Watson (ジェフ・ワトソン)
的確なフレーズとオクターブから独得な凛とした感じが聞き取れると思います。
日本の耳にも馴染みがよく聞きやすいです。
09 チム・チム・チェリー【メリー・ポピンズ】 / Phil X (フィル・X)
この人はyoutubeでギターの紹介をしている人かと思ったら、立派なギタリストの方でした(笑)
演奏内容としては、変な味付けもなく曲調に演奏がマッチしており、香り高い演奏と感じました。
10 リフレクション【ムーラン】 / Ron Thal (ロン・サール)
細かなフレーズやチョークダウンから綺麗で、繊細で、美しい音が聞き取れます。演奏技術も素晴らしいです。落ちサビでしっかり落ちるとこも音楽的で、そのあとはやはり魅せてくれます。
全体を通してシンプルなベースとドラム、またハードロック、メタルの要素が強いアルバムとなっておりますが、やはりプレーヤーが揃いにそろっているためとても勉強になります。現代のギターヒローの演奏が聴けます。ぜひ聞いてみてください。
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椎名林檎トリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」レビュー
椎名林檎さんのトリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」を購入しました!!
今回は収録曲の内容を紹介しようと思います!!
一曲目
theウラシマ'S / 正しい街
Produced by 亀田誠治
Dr. 鈴木英哉 from Mr.Children
Gt. 喜多建介 from ASIAN KUNG-FU GENERATION
Ba. 是永亮祐 from 雨のパレード
無罪モラトリアムの一曲目で発表された「正しい街」が活動20周年を祝すこのアルバムのトップバッターを飾り、当時のプロデューサー亀田誠治さんの手によってリメイクされたのはファンにとってとても嬉し懐かしであると思います。
当時の椎名林檎作品のように激しさを前面に出すのではなく、プレイヤーの特性、「王道」を前面に演出している印象をうけます。
特に曲の場面が変わる部分のフィルが鈴木英哉らしさを前面にだす、シンプルで王道な印象が曲を一層、一曲目を飾るにふさわしい作品となっていると感じました。
また、無罪モラトリアムの正しい街のベースは亀田誠治さんが演奏されていますが、今回のトラックのベースは打って変わって動きの少ないベースラインで、そちらもより一層「王道」という雰囲気を出していると感じました。
二曲目
こちらも無罪モラトリアムで発表された曲で、東京事変や他アーティストがカバーした作品も多く、椎名林檎の代表作品を宇多田ヒカルと小袋成彬がカバーした作品です。
よくジャズやボサノバ調でカバーされる印象のある曲ですが、近年の宇多田ヒカルらしい、ピアノとリズムトラックをベースにボーカルを聞かせるためのトラックとしてアレンジされていると思います。
すごく印象的なフレーズが、二番が終わり間奏後「青噛んで熟って頂戴 終電で帰るってば 池袋」の部分で宇多田ヒカルがドラムがなくなり歌がとても目立つ場面でロングトーンをビブラートしなかったことです。恐らくそこ以外が自然なビブラートをしていたので意図的にビブラートしなかったと思われます。つまりはそこが味です。
また、曲が終わって20秒くらいスタジオの収録後音が入っています。何を意図されているかはわかりません(笑)
三曲目
レキシ / 幸福論
こちらも無罪モラトリアムで収録された曲ですね。またデビューシングルでもあります。
これまでの草野マサムネや宇多田ヒカルもそうですが、レキシはきらきら武士で所縁のあるアーティストです。
無罪モラトリアムでの幸福論(悦楽編)とは打って変わってポップさを出したナンバーで、レキシらしいトラックであると思います。
全然原形のないアレンジで、むしろこれはこれでいいのだと思います。「幸福論」という曲名もあり幸福になれるような音楽を目指されたのではないでしょうか。
四曲目
MIKA / シドと白昼夢
こちらも無罪モラトリアムで収録された曲です。ボサノバ調の英詩の異文化漂うナンバー。
五曲目
藤原さくら / 茜さす帰路照らされど・・
こちらも無罪モラトリアムで収録された曲です。アレンジャーとして青春の瞬き(椎名林檎版)を手掛けた冨田恵一が起用されている。
恐らく表面上は藤原さくらをクレジットとしているが冨田恵一作品として価値のあるトラックであろうと思います。曲調が冨田恵一を表現しています。
六曲目
田島貴男(ORIGINAL LOVE) / 都合のいい身体
ちょこちょこ入ってくるギターフレーズが味のあるプレイの光る曲。
男性ボーカルということや、アレンジもフルオーケストラからバンドサウンドへということもあり、原曲とはまた違った感じが味わえます。
七曲目
木村カエラ / ここでキスして。
vocal: 木村カエラ
bass: 亀田誠治
piano: 伊澤一葉
drums: BOBO
という豪華な面子。ポイントは絶対意図的であるギターを使用しなかったこと。当時の椎名林檎のようにギターをかき鳴らし~という考えから引き算をした編成。
その分亀田誠治のベースは当時より歪んでいるのではないでしょうか(笑)
力強くpopさも毒っぽさもある木村カエラの歌と、ベースプレイヤーとしてギター以上に暴れまくる亀田誠治、ストレートなアプローチをしない伊澤一葉、それを賢く支えるbobo。そういった印象を受けました。
八曲目
三浦大知 / すべりだい
三浦大知らしい歌唱が光るナンバー。間奏のバツバツときったシンセも印象的です。また2番aメロのジャズ調のそれらしさも懐かしさを感じます。
九曲目
RHYMESTER / 本能
ただコードを、主旋律を、歌詞をリズムを取り込んでリアレンジするのでなく、まったく違う作品なのではと思います。(いい意味で)
細かいところにこだわっていてとても素晴らしいトラックだと思います。
十曲目
AI / 罪と罰
原曲よりシンコペーションをし、ブラックなタイム感の演出や、何重にも重ねたコーラスからくる情緒的な表現が味です。演歌(調)からゴスペルへ。
最後のコーラスワークはまるで映画のクライマックスかのような音像です。
十一曲目
最近は南国テイストの強い楽曲を発表しがちな井上陽水さん。今回の楽曲はトランスやフラメンコギターが活躍している印象です。
椎名林檎が書く抽象的な歌詞をうまく歌いあげている印象を受けました。
十二曲目
とても可愛らしいナンバー。しかしただのアイドルpopsでは収まらず、サビでのコーラスワークは素晴らしい仕上がりです。
十三曲目
LiSA / NIPPON
演奏者のクレジットはこちら。
vocal LiSA
guitar PABLO(Pay money To my Pain/POLPO)
bass ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)
accordion 小春(チャラン・ポ・ランタン)
piano 渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)
原曲はギター3本でオーケストラアレンジの編成ですが今回はそう言った+αの部分をアコーディオンが補っている印象です。LiSAさんの高い歌唱力が素晴らしいです。
また椎名林檎さんのNIPPONはファルセット多め、ボーカルのダブリング、ストリングアレンジなどから高貴さを感じる部分が大きいです。比較してLiSAさんのほうは若々しく、活気溢れるアレンジメントだと思いました。
十四曲目
松たか子 / ありきたりな女
素晴らしいです。
サビの「あ~」の部分、松たか子さんの声量により音が割れています。一般的にはそれは悪いことですが恐らくあえてそれを商品としています。そこが味なのです。力強さが、思いが、そのノイズに表れています。このアルバムを締めくくるにふさわしい一曲だと思います。
また頭拍ノリの雰囲気の演出も総合的に素晴らしいです。
以上が大まかですが各トラックに感じたものです。
いろんなジャンルから豪華なアーティストや演奏家がそろっています。椎名林檎20周年を感じる素晴らしい内容でした。
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ryota | Free Listening on SoundCloud